きたのさやこ成長事務アドベンチャーものがたり6「もう…。」

きたのさやこ成長事務アドベンチャーものがたり6「もう…。」

結局わたしは、ピアノを弾いたあと、変に目がさえてしまい。夜、布団に入ったのにも関わらず、寝ることができませんでした。

「ジム、おはよう、あのさ、朝なんだけど」

「はい、朝ですね。」

「あのさ、ジム、わたし、もうだめかもしれない」

「なにがだめなんですか?」

「もうだめなんだよ、だめなんだよ、とにかく、わたし、もうだめかもしれない、死んだ方がいいかもしれない、まちがってた、ほんと、ジムと話すのもまちがってた」

「いいですね、さやこ」

ジムはいつもと変わらない表情でこちらを見ています。

 

つづく