「挿入っていうところに絵文字があって、懐かしかったからちょっと入れてみた」
「はい」
「え、はいって、突っ込んだりしないの?あれ、なに?とかさ、無駄ジャンとかさ、やばいわ、やっぱ、こいつやばいわ、とかさ」
「しませんよ。本来は、そういういきものなんですから、どうぶつは。」
「どうぶつ?」
「はい。気まぐれなんです。思いつきなんです。どれも意味があるんです。あとになって全てつながってくるんです。
なのに、わかりやすい理由や目的がないと、無駄とか、バカだなぁとかいうやつは、ただのバカです。アホです。生きもののことなめすぎです。」
「うわ、結構いうね」
「さやこ、ツッコミって言うのはね、ボケなんですよ。
ボケを土台にして、自分の価値観をさらけ出すボケですね。」
「………。」
つづく