2021年6月24日の9:00ごろ、京都大学熊野寮に機動隊による家宅捜索が入りました。ちなみにこの日は京大の対面授業再開の日でもあります。よくありそうな質問と回答をまとめました。
ごめん。今日の学生実験(必修)には行けません。
— Copynight (@SinCopynight) June 24, 2021
起きたらガサ入れが来て熊野寮の正門が封鎖されてました。 pic.twitter.com/p0h9cqbK1V
Q1.なんで家宅捜索が入ったの?
A1.寮の共有空間に出入りしたことがある人(寮生でも京大生でもない)が免状不実記載(免許証の住所と実際に住んでいる場所が違う)で先日逮捕されました。その証拠の差し押さえのためです。寮生でも京大生でもない人の共有空間への出入りは熊野寮においては日常的なことです。
なお、当該が寮生ではない上に罪状が罪状なので、寮に家宅捜索をしたところで何か証拠になるものが出てくるのかどうかは判然としないところです。
ついに熊野寮にガサが来た!!!!!! pic.twitter.com/hQPhLYQ942
— つかもと ゆうた (@tsukamonta) June 24, 2021
Q2.どうして寮にいる人はマスクとかサングラスとかヘルメットを被ってるの?
A2.生活空間内での家宅捜索の対応に当たる寮生の顔を報道から守るためです。正門前には多数のマスコミが詰めかけており、生活空間である寮内に向けてカメラを回していました。
過去の家宅捜索の際に、マスコミ各社は、実際に正門前から撮影した映像を報道したことがありました。その結果として寮内で家宅捜索の対応に当たった寮生の顔がマスコミに報道された結果、内定先から内定取り消しを言い渡されたことがあるそうです。こういった不条理な被害から逃れるために、自己防衛として仕方なく顔を隠しているのであり、覆面や眼鏡を着けている彼ら彼女らが必ずしも過激な思想を持っているわけではないのです。
この記事も参考になります→京大熊野寮に家宅捜索(ガサ)?!【熊野あじり】
(06/2411:19追記) 京都新聞が正門前から生活空間を撮影した写真を11:00に公開。(→魚拓 https://megalodon.jp/2021-0624-1117-49/https://www.kyoto-np.co.jp:443/articles/gallery/587054)
(06/27追記)産経新聞が正門前から生活空間を撮影した写真を6月24日付けで公開していたことが判明。「生活空間(を)撮影しないで下さい」と書かれたプラカードが写真に収められている。寮生の顔もはっきり移っているため、もし顔を隠していなければ個人を特定できたであろう。拡散を防ぐために当該URLをここに貼ることはしないが、興味があれば各自確認していただきたい。記事末尾にモザイク処理をした当該記事のスクショを掲載する。
(6/27追記)産経新聞のスクショ(一部モザイク処理あり)