学部・研究科紹介
2004年(平成16年)の国立大学法人化以来、国立大学に求められる社会的役割は着々と変化を遂げてきています。閉鎖的な学閥に基づいた旧い「アカデミズム」を脱却し、国民の税金によって運営される機関であることを再確認するとともに、より社会のニーズにコミットすることが、つまりはより少ない投資で、より多くの利潤を、より短期的に生みだし国民に還元する装置たることが求められているのです。東西冷戦という「大きな物語」が終焉し、イデオロギー闘争を過去に葬り去った現代日本社会においても、より多くの生涯年収と、それに伴う社会的階級の上昇を追求するという理想は不変に共有されています。就職学部・就職学研究科では、利潤を還元すべき納税者のうち特に「企業」にフォーカスした研究・教育を行い、よき企業戦士として、またよき納税者・消費者として無心に金銭的価値を追求する人材を育成することを目標としています。
教育内容
就職学部は就活科学科のみの1学科体制をとっています。教育内容は下記の通りです。
就活科学科
- 履歴書文学論
- 現代面接論
- 単位回収論
- インターン論
- ゲーム飲み理論
- 社内政治思想史
- 比較企業風土学
- 産官学連携論
- 面接演習
- 履歴書形成演習
- 課外活動学演習
また、学部学生全員を対象として、1年次・2年次に必修科目「就活英語」16単位を開講し、英語民間試験での規定のスコアを修得し、就職活動に役立てることとしています。
卒業後の進路
就職学部の卒業生の進路は、商社への就職、銀行への就職、コンサルティングファームへの就職など多岐にわたります。令和元年度の就職率は100%で、就職学研究科(大学院)への進学者は例年通りありませんでした。