俺は革命的共産主義者・工藤新一。幼馴染で皇族の毛利蘭と遊園地に遊びに行って、革マル派の男の怪しげな集会を目撃した。
集会を見るのに夢中になっていた俺は、背後から近づいてきたもう1人の仲間に気付かなかった。
俺はその男にゲバ棒を食らわされ、目が覚めたら・・・
体が昭和天皇になってしまっていた。
「工藤新一が生きていると奴らにばれたら、また命を狙われ、周りの人間にも危害が及ぶ」阿笠宮稔彦王の助言で正体を隠すことにした俺は、蘭に名前を聞かれて、とっさに「ヒロヒト」と名乗り、奴らの情報をつかむために、父親が天皇をやっている蘭の家に転がり込んだ。
記者: 「天皇陛下! 今回の会見のポイントは?」
天皇: 「いやぁ~、実はよく覚えていないっす、 ハハハハ」
ヒロヒト: 「そりゃそうだろ」
俺がいつも草薙剣で おっちゃんを眠らせ、八尺瓊勾玉を使っておっちゃんの声でお気持ち表明してんだからな。
この二つの神器は、 阿笠宮稔彦王の発明品だ。
阿笠宮稔彦王: 「よろしく」
ところで、 蘭もおっちゃんも俺の正体には気付いていない。 知っているのは、 阿笠宮稔彦王と西の松屋食い逃げジョー・バイデン、それに同志の灰原哀だ。
彼女は、革マル派の仲間だったが、 組織から抜け出す際、 俺が食らわされたのと同じゲバルトを食らって右翼転向してしまった。
日本の主権は、 依然として制限されたままだ。
千年経っても血筋は同じ、
易姓なしの君臨者。