京都・瑠璃光院は、黒光りする机に反射する紅葉の美しさで有名。写真どーん。
友人とここに訪問した時に盛り上がったのが、風俗と性癖の話。友人から許可を得た上で、書き起こして残しておこうと思います。
ちなみに私(以下、三好)と友人(以下、A嬢)は性別女。私は季節性ボイタチが若干あるが、まあ二人ともヘテロ。つまり男を好きな女二人が男の話をしています。なお風俗嬢をやっているのはこの友人Aである。
A嬢:ずっとオジ専で、枯れてれば枯れてるほどぐっとくる、というのが性癖だったのだけれども
三好:(完全に同意しているの顔。コリン・ファースとマッツ・ミケルセンが至高だと信じている。)
A嬢:実際に汚いおじさんたちを相手してると変わってくるのね
三好:汚い・・・おじさんを信用できなくなる、みたいな?
A嬢:それもあるけども・・・盗撮してたりバカにしてきたりね。それだけじゃなくて、一見かっこ良い、風俗店で出会わなければぐっときてたようなおじさんが、私の体にお金払って通ってる様を目の当たりにするとさぁ。枯れてても綺麗じゃないおじさんをたくさん見てしまうと、もうおじさん全般が生理的に無理になってくるの。
三好:(宇宙猫の顔)
経験を積むこと、実際に相手をすることで、惹かれる対象だったはずの「おじさん」に幻滅した。そういうことだと思う。
三好:生徒と先生の禁断の恋愛フィクションってあるやん、あれも最近になってやっと、ちゃんと気持ち悪いと思えるようになった。そういうのとおんなじ感じかな。
A嬢:(いまいち分かっていないの顔)
三好:幼い女学生の頃は、大人のメンズって恋愛対象として良く見えるし、先生ってその最たるものだと思うのね。でも、実際に今の自分の同級生、大学生の男がJKと交際してるって想像するとかなり怖い。ましてや教員が未熟な生徒を相手に恋だ愛だ言っちゃってんの、かなり怖い。
A嬢:(よく分かったの顔)あくまでもフィクション、っていうことよね。あれは広瀬すずと生田斗真だから成立するフィクション。あれを実生活で本気でやるとやばい。私も怖くなってきた。
三好:大事なのは、その「怖さ」って年齢を重ねるとか、実際気持ち悪いおじさんを相手にするとか、そういう経験がないと実感できないっていうことだよなぁ。経験しないと実感できない。人から言われてもなかなか気づけない。
A嬢:我々すごい大人になったなぁという感じです
三好:(高校からの同期だが君そんなに変わってない、とは言うまい)
この怖さを知らないままにうっかり恋愛してしまうのってとても危ない気がします。自他を傷つけたり、勉強や生活に支障が出たり、そういうのに繋がる可能性は十分にある。何より相手の男に搾取される・・・傾向にあると思います。しかしこういうフィクションを無自覚に生産してしまうエンタメ業会にも問題があるんちゃうか、などと若干思う。(思うものの、しかしこんな理由で文化を制限するのは凄く嫌なのでここでの正解はまだ分からない・・・)
三好:大人になってオジ専は卒業したん?
A嬢:うーむ相変わらずいいおじさんには惹かれる・・・けど、それを自分の恋愛とか性生活と結びつけるのは辞めた
三好:なるほど?
A嬢:映画見たり、ドラマ見たり、街中で遭遇したり、そういうので「あぁいいなー」と思って眺めるのはするけど、触れようとはしなくなった。あくまでフィクションというか、妄想の範疇で楽しむっていう。実際に付き合って一緒に生活するんは、自分の性癖ピッタリの人じゃなくていいっていうのをやっと自覚した。
三好:おじさまは目の保養としての性癖で、恋愛には関係ないという感じ?
A嬢:そうね・・・そう。付き合うのは、自分のこと大事にしてくれてお互い話し合って協力できる人がいいわけで。そうなると必然的に不均衡がつきまとうような年の差とか地位の差とかが無いほうが無難で。特に我々女は、気を抜けばすーぐ弱い立場になるんだから。こう考えると結局、同じような年代の人を選ぶ方が圧倒的に正解。
三好:Aのこと大事にしてくれて対等な関係結んでくれる人、というのが第一条件になるべしと。性癖は一旦そこでは脇に置かれる
A嬢:間違いない
三好:でもその条件クリアした人が顔の良い色気あるおじさんだったら、なお良いでしょ
A嬢:もちろん
三好:コラッ
書き起こすと、とっても普通のことを言っている気がしますが。私にとってはとても分かりみの深い、いろいろ考えさせられた会話だったのでここに残しておこうと思います。幻想を見すぎずに自分を大事にするために選択する。うぅ心当たりしかない・・・。皆さんもどうか幸せになってください。フィクションに惑わされないで。
なお、瑠璃光院の写真はネット上の記事からお借りしたものです。自分で撮った写真はこっち、どーん。
時期が早すぎて緑。あまりに緑。11月上旬に行くべき場所ではありませんでした。以上!
アイキャッチ画像はおなじみpixabayより。