この記事は「【短編小説】懺悔」の続きとなっております。
5章:独白
そんなこんなで僕は6年になった。ゆう君とは別のクラスになって関わる機会がなくなってもうたから、ゆう君の6年の時の様子はほぼ知らんねん。
僕は6年2組でそれなりに上手いことやってたよ。元5年3組やったクラスメイトのうち半分くらいが6年2組になったし。
うーん、せやな。6年はあっという間やったな。あー、せや。ゆう君、ちょくちょく学校休みがちになってたってのは聞いたな。それ以上の情報は知らんなあ。
そうそう、住んでる校区一緒やし、中学受験はせーへんって聞いてたから、てっきりゆう君もおんなじ中学来るって思ってたんやけど、入学式んときおらんかったんよな。なんか遠くの中学に通ってるらしい。あの時絶交って言ってしまったの今でもずっと後悔してるんやけどな。もうどうしようもあらへん。小学校卒業して以来会ってへんけど、成人式とか来るかな?もし来たらそん時は、僕の話聞いてくれたら嬉しいわ。喋れんでもええから。
エピローグ
ここまで読んでいただきありがとうございました。この小説はフィクションです。筆者は遊戯王をやったこともなければ小学校のクラスは5年2組までしかありませんでした。小学生時代の一人称が「俺」だったことは本当です。
もしよければ他の記事も読んでいただけると幸いです。
それでよいのか…………?
お主はほんとにそれで満足か…………?
後悔はないか…………?
これから先の人生、自分に胸を張って生きられるか…………?
本当にこのままでいい?
→はい
→いいえ