なお、求める会が京都大学に提出した要求書の全文、およびこの問題や求める会に関する詳細な経緯については、求める会のホームページに詳しく記載しておりますので、そちらをご覧ください。 <参考>要求書(抜粋)
京都大学の学生有志で構成される当会は、此度の京都大学保健診療所診療終了問題に関して、下記の要求を行います。つきましては、保健診療所をめぐる学生・教職員の実情と必要性を十分ご理解の上、本年 12 月 14 日までに上記の当会メールアドレス宛てに誠意あるご回答を賜りたく申し入れます。要求
要求 1
京都大学保健診療所神経科の初診受付を本年 12 月 8 日限りで終了する予定を至急取り止め、現行の保健診療所の廃止如何に関わらず、最低でも来年 3 月 31 日まで継続して初診を受け付けること。要求 2
来年 2 月 1 日から同年 3 月 31 日までの間、現保健診療所本部建物の改修が必要な場合でも、仮の診療所を設けるなどして、可能な限り現行の診療体制を維持すること。要求 3
下記【要求 4】及び【要求 5】の要求事項が漏れなく達成される見込みのない場合、来年 4 月 1 日以降も引き続き現行の保健診療所および診療体制を維持すること。要求 4
現行の保健診療所を廃止するのは、学生・教職員の健康と生命の保護及び福利厚生の必要性を十分勘案の上、なお廃止せざるをえない正当な理由があると判断され、かつ現行の保健診療所より福利厚生水準が一切低下しない代替機関を遅滞なく開設できる場合に限ること。現行の保健診療所を廃止する場合は、上記の正当理由を公表の上、必ず来年 4 月 1 日を以て現行の保健診療所の代替となる学内医療機関を開設・稼働すること。要求 5
現行の保健診療所の代替となる学内医療機関を新設する場合は、来年 1 月 7 日以前に、学生や教職員にその方針と内容を広く告知・共有すること。共有後は、すみやかに学生・教職員を対象とした匿名のアンケートやオンライン説明会などによる意見収集の機会を十分に設けて意見収集を行い、新設の当該機関が最大限、学生・教職員の健康を保持増進するものとなるよう、開設内容案の改善に努めること。具体的な開設内容を決定する際には、教授会など学内の適切な会議体での審議を欠かさないこと。 出典:京大保健診療所の存続を求める会HP
「京大保健診療所の存続を求める会」が提出した要求書(返答期限2021/12/14)に対する返答がないことについて(2022/1/8))
私たち「京大保健診療所の存続を求める会」(以下、「求める会」)は、2021 年 12 月 6 日に当会が京都大学施設部環境安全保健課 保健衛生掛、環境安全保健機構長、京都大学環境安全保健担当理事、京都大学総長宛に提出していた要求書」につきまして、12 月 14 日を期限としたメールでの返答を求めてきましたが、1 月 8 日現在においても、有効な返答がないことをここに公表します。求める会は京都大学に対して、引き続き返答を督促していきます。
京都大学は令和3年12月1日に、保健診療所(吉田・宇治・桂)での診療を令和4年1月31日をもって終了すること、また神経科の初診は令和3年12月8日をもって終了することを、公表しました。この発表を受け、京都大学のこの方針に反対する学生有志が集まり「京大保健診療所存続を求める会」として、活動を始めています。求める会は京都大学に対し12月6日に上掲の「要求書」を提出し、その返答の期限を12月14日としました。その後京都大学は12月8日に、神経科の初診終了を12月8日から当面の間延期する旨、及び保健診療所における一般診療を終了した後の措置について公表しました。これら京都大学の方針変更は、特に神経科における拙速な初診終了を延期した点において一定の評価を与えることができます。しかしながら、京都大学の言う「健康管理室」において現在よりも福利厚生水準が低下しない保障がないこと、またこれら一連の意思決定プロセスが依然公開されていないことを含め、未だ不十分であると言わざるを得ません。1月8日現在においても有効な返答が確認されないことから、求める会は京都大学に対して、これらの要求を含む求める会提出の「要求書」への返答を、強く求めるものです。