神戸大学の保健管理センター問題を知ってください!

神戸大学の保健管理センター問題を知ってください!

私たちは神戸大学で活動する「みんなの神大実現プロジェクト」です。現在、神戸大学の保健管理センター(京都大学の保健診療所にあたる)の機能縮小に反対する活動をしています。京大生をはじめとする多くのみなさんにこの問題を知ってもらうことを目的に、記事を寄稿します。

保健管理センターの機能縮小問題とは?

神戸大学には、無料で相談、診察や薬の処方を行ってくれる保健管理センターがあります。診察は、身体に関わることを扱う「からだの健康相談」とメンタルヘルスに関わることを扱う「こころの健康相談」に分かれています。このうち、2022年4月から「こころの健康相談」に定期的に通っている人の診察をやめ、外部の医療機関に移すことが検討されています。一回限りの相談や診察は継続されるものの、そのまま保健管理センターに何度も通い続けるということは出来なくなります。

なにが問題か?

外部の医療機関にかかれば、もちろん経済的負担が発生します。また、保険証を使えば、親や養育者に精神科・心療内科に通院したことが発覚する可能性があります。さらに、大学の施設かつ大学の事情をよく知っている医師という点を信頼して通っていた人にとっては、外部の医療機関は通いにくいかもしれません。以上の点から、診察を必要とする人が診察を控え、その結果、学業にも影響が出ることが懸念されます。

また、このような方針を検討していること自体、2022年1月19日現在、大学からは公表されていません。私たちは「こころの健康相談」に通う当事者が現場の医師に教えてもらったことがきっかけで知ることができましたが、本来であれば、全学生に知らせるべき重大な問題です。当事者や当事者になりうる学生の意向が十分に聞かれることなく、検討が進められていることも問題だと言えます。

私たちの思いと目標

私たちは、むやみやたらに大学と敵対しようとか、大学に挑戦しようなどとは考えていません。昨今の大学を取り巻く厳しい環境の中でも、福利厚生を充実させてきた神戸大学と、保健管理センターで多くの学生を支えている医師をはじめとする職員のみなさんには感謝しています。しかし、学生も大学の構成員であり、大学が間違った方向に進みそうなときには、進言する勇気も必要だと考えています。

神戸大学は「ダイバーシティー推進宣言」の中で、「心身の特徴などの属性や特性にかかわらず人間として尊重し、それぞれの個性や能力を発揮できる学習・教育・研究・就労環境を整備します。」と述べています。厳しい状況に置かれたからといって、弱い立場にある人を切り捨てるのではなく、自ら宣言したことを守る大学であってほしいと願っています。

このような思いから、大学に対して、以下のことを求めていきます。

・保健管理センターの「こころの健康相談」機能縮小を取り下げること。

・誰が、どのような理由で「こころの健康相談」機能縮小を検討しているのか、明らかにすること。

以上の目標を達成するために、現在、学内での周知活動と教員への働きかけを行っています。今後は、保健管理センターや学長への申し入れを行う予定です。

京都大学関係者のみなさまへ

ここまで神戸大学の学内事情を長々と述べてきましたが、これは一大学の問題ではないと思います。ほぼ同時期に京都大学における保健診療所の診察終了が打ち出されたように、放っておけば、全国の大学で学内に診療所がないことが当たり前になってしまうかもしれません。現在大学に通っている人だけではなく、将来通うかもしれないすべての人のために、大学の垣根を越えて連帯していくことを望んでいます。もちろん、それぞれの大学には独自の校風や特色があるので、それぞれのやり方や主張を尊重していきたいです。また、学生という立場から大学を変えていくことは容易なことではないので、両大学の学生がうまくいったことや困っていることなど情報を交換していくことも良い方向に働くのではないかと考えています。特に、京大生のみなさまは社会課題への関心が高く、発信力にも長けているイメージがありますので、ぜひ参考にしたいです。どうか神戸大学の問題にも、ご関心を寄せていただければ幸いです。

「みんなの神大実現プロジェクト」は神戸大学の学生のみで運営していますが、意見募集フォームは学外の方にもご記入していただけます。なにかメッセージがあれば、ご記入をお願いします。以下に関連リンクを掲載しますので、ご関心のある方はそちらもぜひご覧ください。

関連リンク

意見募集用のGoogleフォーム

神戸大学ニュースネットの記事……京都大学の保健診療所の件にも触れられています。

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