ねぇ、ヨシダ君。 きれいにみせるのには、コツがいるのね。 わたしね、かいたものは、ぜんぶ、だれかのこころにかならず、ひびくものがあるから、そのまま、その生み出された姿そのままで、いいと思っているの。 いくら、下手くそでも、いくら、独りよがりでも。 でもね、きれにみせるのも、とても大切なことなのね。 そういうことも、気が付いたわ。 漫画の編集者 […]
だいぶ、わたしは、怒っていたわ。誰かに表現されたものが、そうやって閉じられた世界で評価されて、それをさも、この世の中の普遍的な価値かのように見えるようにしてくる何か、誰かに対して。 でも、考えてみれば、それと同じことが、わたしがいた世界、そう、アカデミックの世界でも起こっているのよ。 大学。良い大学に行っている人はすごい。 そういうことじゃ、ないじゃない。人は誰しもが、学びながら生きているじゃない […]
ねぇ、ヨシダ君。
表現するって生きてること、そのものだと思うの。
わたしは今、自分の生き方について、すごくかんがえているのだけれど、やるべきことを完全にゼロに近くした時にわかったのは、
やるべきことは、やりたいことから生まれているということだったわ。
だって、やらなければならないことって、そもそも、まずは、心臓をならすところからはじめないといけないじゃない。
でも、わたしたちは、心臓をならしたいと思ってうまれてきたのではなく、もうすでになり始めていて、そして生きていることに気が付くのね。
そう思ったら、わたしの今やりたいと思っていることなんて、きっとすぐ、やらなければならないことに変わっていやになってしまうけれど、
わたし、心臓をならさなければならないなんて、思ったこと、ないわ。