CATEGORY エッセイ

  • 2021.04.01

ブヤコフ=マクシモヴィッチの機関紙       クマウダ第3号 ~USJ編~3/3

最初から読みたい人はこちら↓クマウダ第3号 ~USJ編~1/3クマウダ第3号 ~USJ編~2/3 <第4章 カイヨワの4類型> 読者の皆さんはロジェ・カイヨワ(Roger Caillois,1913~1978)というフランス出身の社会学者をご存知だろうか?彼は主著『遊びと人間』(1958)で、人類の遊びを大きく4つの類型に分類した。 彼は遊びを「意志↔脱意志」、「ルール↔脱ルール」の2軸で捉え、4 […]

  • 2021.03.19

ブヤコフ=マクシモヴィッチの機関紙       クマウダ第3号 ~USJ編~2/3

最初から読みたい人はこちら↓ クマウダ第3号 ~USJ編~1/3 <第2章 命の値段の話> 満を持して、USJ内に突入。 USJの外にいる時点で既に感じていたことが、USJの中ではより凝縮された。 店やアトラクションの前を通り過ぎる度に、スタッフはにこやかな笑顔を作って両手で手を振ってくる。彼らは仕事でやっているのだ、と重々承知していても思わずはにかんでしまう。普段、人からこんな風に手を振ってもら […]

  • 2021.03.16

ブヤコフ=マクシモヴィッチの機関紙       クマウダ第3号 ~USJ編~1/3

2020年3月某日 タヴァーリシチ諸君、ドーブルイ・デェニ。 クマウダ第2号東国編がプロレタリアート、及び学生から支持を得ることができ、私は嬉しく思っている。読者は私に共産趣味道を邁進する気力を起こさせてくれる存在であるため、この記事を読んだ人は全員強制的にタヴァーリシチ、すなわち同志となる。 近況としてこの記事の読者にお伝えしたいのだが、私は現在、2人の同志と共に亀岡市内にダーチャを作成しており […]

熊野寮には変な人が多い?

以前Tくん(寮生ではない)からこんな質問をされた。 「熊野寮生って変な人が多いですよね?」 定義の共有 「内輪ことばと定義の曖昧なことば」 ゆるふわ公開日記 その5でも少しだけ述べたが、Tくんと私の間で「変な人」の示す対象が何なのかの意思一致がなされていなかったため、とりあえず定義の共有を試みる必要があった。 とりあえずTくんに「変な人」の定義はなんだと問い返すと、「おもしろい人」との返答が返って […]

  • 2021.03.09

京大の特色入試、合格しちゃいました

去る2月25・26日(医学科は+27日)に二次試験が行われ、あとは明日の合格発表を待つのみ。京大を受験なさった方、および当日に向けて立て看板や像の制作等に奔走していた弊学生たち、ほんとうにお疲れ様でした。ひとまずご自愛ください。 さて、なんとも腹立たしいタイトルを失礼しました。私木兎は、平成31年度(2年前)の特色入試合格を経て、現在文学部で哲学を学んでいます。本記事ではこの「特色入試」について、 […]

第一板『食糧難二備エヨ』

はじめまして。rusubam と申します。 百万遍にタテカンが並び、石垣カフェがあったころ京都で学生時代を過ごしていました。 あれから時が経ち、新たな石垣の存在を知り、あのときは、立てる勇気はなかったけれど、今ここにタテカケていけたらと思います。 農学部なのに全く農業をしていなかった僕が、昨年はじめた小さな畑の話から。 この畑が、思っていた以上に良い影響がありまくるので、振り返りつつ、何が良いのか […]

  • 2021.02.09

「共同創作『手』」なる記事について

最近、このサイトに「共同創作」なる異様な記事が投稿された。妙に仰々しいタイトルであり、カテゴリーも「芸術」となっていて、もう少しどうにかならなかったのかと思うのだが、参加者の一人としてマシなタイトルを思いつけなかったのだから、僕にも責任がある。 共同創作「手」 ところで、この「共同創作」(なんだか恥ずかしいから、以後記事と称する)は、4人の人々がこの絵を見て解釈したところを「物語」(なんだか大げさ […]

  • 2021.02.07

創作活動を楽しくするために
~卵は鶏を産まぬ、鶏は卵に育たぬ、卵はみな卵~

  はじめに この文章は、創作活動を志す私の仲間が、なかなか表現できずに苦しんでいる様子を見て、どうにか力になれないかと思い執筆したものです。 書くことが中心に書かれてはいますが、一般的に「やりたい!けどやれない」という状態に陥っている人にはあてはまめることができるかもしれません。 きっと、やりたい!と思う気持ちには意味があると思います。どうか、それが現実に実りになることを祈って。 20 […]

「卑屈のお家はここちがいい、
目の輝きのまま生き抜いて」

  ねぇ、ヨシダ君 卑屈。 これは、簡単におちいってしまう、ここちのいいお家だわ。 とくに、自分に、自信がない時なんて、特にそうね。 言われてしまったことが、図星すぎて、もう、それを認めざる得ないもの。 そういう意味でいえば、卑屈になるということは、言われたら痛い言葉を、受け入れるということなかもしれないわね。 そうであるなら、それは、とてもいいことだと思うの。 卑屈になると、案外、ここ […]

「独りよがりのままでいよう、
みんなに好かれるようにしよう」

  ねぇ、ヨシダ君。 きれいにみせるのには、コツがいるのね。 わたしね、かいたものは、ぜんぶ、だれかのこころにかならず、ひびくものがあるから、そのまま、その生み出された姿そのままで、いいと思っているの。   いくら、下手くそでも、いくら、独りよがりでも。   でもね、きれにみせるのも、とても大切なことなのね。 そういうことも、気が付いたわ。   漫画の編集者 […]

「一歩を踏み出そうか、
 立ち止まり続けて」2

だいぶ、わたしは、怒っていたわ。誰かに表現されたものが、そうやって閉じられた世界で評価されて、それをさも、この世の中の普遍的な価値かのように見えるようにしてくる何か、誰かに対して。 でも、考えてみれば、それと同じことが、わたしがいた世界、そう、アカデミックの世界でも起こっているのよ。 大学。良い大学に行っている人はすごい。 そういうことじゃ、ないじゃない。人は誰しもが、学びながら生きているじゃない […]

「一歩を踏み出そうか、
立ち止まり続けて」1

ねぇ、ヨシダ君。 表現するって生きてること、そのものだと思うの。 わたしは今、自分の生き方について、すごくかんがえているのだけれど、やるべきことを完全にゼロに近くした時にわかったのは、 やるべきことは、やりたいことから生まれているということだったわ。 だって、やらなければならないことって、そもそも、まずは、心臓をならすところからはじめないといけないじゃない。 でも、わたしたちは、心臓をならしたいと思ってうまれてきたのではなく、もうすでになり始めていて、そして生きていることに気が付くのね。 そう思ったら、わたしの今やりたいと思っていることなんて、きっとすぐ、やらなければならないことに変わっていやになってしまうけれど、 わたし、心臓をならさなければならないなんて、思ったこと、ないわ。

「音姫」

Sound Princess その名も音姫。トイレを使うすべての女性を音の恥ずかしさから救ってくれるお姫様である。 今回のエッセイは、そんな音姫について日ごろ思い溜めていたことを書きたいと思う。 1つ目 「おとひめ 変換」 このエッセイを書きながら気がついたのだが、パコンでは音姫の変換がでてこない。 乙姫/おとひめ/オトヒメ いやふざけんな。浦島太郎に玉手箱をあげる意地悪な姫よりも、音姫の方が10 […]

宝池教習所シリーズ3「卒業」

小学生の時、お姉ちゃんが読んでた名探偵夢水清志郎シリーズ。 図書館で借りたのか、姉の部屋にはこの本がよく置かれてあった。 娘と一緒の話題ができて嬉しいのか、お父さんまで姉の借りてきたそのシリーズをトイレに持ち込んで読んでいた。 そんな2人を見ていたわたし。 きっとわたしにはまだ早いんだろうなぁと無意識に思い込むようになっていた。 それに加えて、わたしはその表紙の絵が苦手だった。 そのため、お姉ちゃ […]

宝池教習所シリーズ2「みきわめ教習」

    私はみきわめ教習が苦手だ。 みきわめ教習とは、修了検定(1段階)と卒業検定(2段階)の前にそれぞれ1回ずつ行われるもので、検定を受けのるに十分な技術があるか教習官に前もってチェックしてもらう時間のことである。そこで教官のOKがでれば、検定を受ける資格をもらえるのだが、もしOKが出なければ、ありがたくも追加料金5400円を払って補習を受けることになる。 まぁ、ようするに一 […]

宝池教習所シリーズ1「教官のこと」

  「自動車教習所」 自動車教習所は、運転免許を取得しようとする者などに対して、自動車を運転するのに必要な知識と技能を教習する施設である。 (Wikipedia「自動車教習所」より)   宝池教習所シリーズは、教習所に通う3か月あまりを適当に気まぐれに記録しようとするものである。時として、教習所は自動車運転の知識と技能以上のことを教えてくれるのだ。 いったい、どのようなドラマが […]

見えないものを見ようとして -コロナウイルスの擬人化-

こんにちは、アストナージさんです。 まずはこちらをご覧ください。   こちらタカラトミー社のWIXOSSというカードゲームの『羅菌 コロナウ』というカードです。 察しの良い方は気づいているかもしれませんがこのカード、コロナウイルスをモチーフにしたカードです。 (このカードの登場は2016年のディサイテッドセレクターなので、COVID-19ではなく、SARSやMERSをイメージしたものだと […]

京大総長メッセージが京大生から支持されない理由【高校生でもわかる】

先日、京都大学総長である湊 長博氏がコロナ感染防止策をまとめた「学生諸君への緊急メッセージ」を発表しました。 このメッセージは学生の間でかなり評判が悪かったのですが、最近このメッセージを賞賛するツイートがそこそこRTされており、世間とのギャップにびっくりしました。 学生と世間でどうしてここまで評価が分かれたのでしょうか。自分なりに説明してみたいと思います。 不遇の一年 ほとんどの学生にとって昨年は […]

共産趣味者ブヤコフ=マクシモヴィッチの機関紙 「クマウダ」第2号      ~東国編~ 4/4

この記事は、Kumano dorm. #2 Advent Calendar 2020の18日目の記事です。 最初から読みたい人はこちら「クマウダ」第2号 ~東国編~1/4「クマウダ」第2号 ~東国編~2/4「クマウダ」第2号 ~東国編~3/4 <「東」の地のシェアハウスにて起きたこと> 2020年3月下旬、熊野寮を退寮した私は、東京都江「東」区の某シェアハウスに入居した。そこには私を含め、9人の住 […]